九星気学との違い
| 九星気学モード | 干支気学モード |
| 盤に乗るもの | 九星 | 九星+十干・十二支 |
| 吉凶を決めるもの | 本命星(30歳未満の方は月命星。設定で本命星にもできます)と回座星の五行の相生相剋 | 本人の年支と回座支の関係(三合・支合・冲・害・刑・本命殺・的殺)。九星は事象を読む |
| 北の基準 | 磁北(既定)。気学は磁北を使う流派が多数のため。設定で真北にもできます | 真北。干支気学の決まりなので変えられません |
| 方位の幅 | 四正30度・四隅60度 | 八方位すべて45度。さらに一山15度の二十四山 |
| 破 | 対冲支の方位(宮の全体) | 対冲支を中心とした三山(45度)。四隅では隣の宮にまたがる |
| どの盤で見るか | 距離と泊数で分ける(マイページの設定) | 用途で分ける。引っ越し=年盤・月盤で十二支を揃え日盤で日を当てる、泊まり・普段の吉方取り=三盤で十二支優先、日帰り=日盤(替宮)。距離の決まりはない |
| 日盤の九星 | 至に最も近い甲子を上元とする(既定。設定で前遠後近置閏法にもできます) | 前遠後近置閏法。至の前の甲子が至から30日前後離れる年に、その甲子から閏の60日を置く |
| 日の変わり目 | 既定は23時(23時以降は翌日の子刻。時盤と、23時台生まれの方の日命星)。設定で0時の当日扱いにもできます | 23時(23時以降は翌日の子刻) |
| 月命星 | 使います。月命殺・月命的殺は既定では30歳になるまで凶(30歳からは参考に表示。設定で変えられます)。最大吉方は本命星と月命星の両方から吉になる方位 | 取りません(干支気学の決まり)。吉凶は年支で見ます |
| 吉方位の種類 | 最大吉方・小吉方・同会吉方(同会吉方は年盤・月盤だけ) | 三合・支合・三支並び・解神・一支三合。還家は、ほかの吉を一段強めるもの |
| 日帰りの見方 | 日盤。設定した距離を超えたときに効くと見ます | 日盤に替宮を重ねます。行きたい宮の干支と九星を中宮にもう一枚盤を作り、同じ宮の十二支と比べます |
| 性格・相性・運勢 | 本命星・傾斜宮による | 傾斜宮三つ・蔵星・宿命星による命式。相性・運勢の項目はありません |
同じ日・同じ方位でも、二つのモードで吉凶が違うことは普通にあります。流派の違いなので、どちらか一方の見方で通してお使いください。
盤の作り方
- 中宮に、その年(月・日・時)の干支と九星を置きます。
- 九星はどの盤も順回り(中宮→乾→兌→艮→離→坎→坤→震→巽)。
- 十干・十二支は、年盤・月盤では九星と同じ順回り。日盤・時盤は陽遁なら順回り、陰遁なら巽宮から逆回りです。
- 暗剣殺は中宮の九星の定位の宮、破は中宮の十二支の反対の支を中心とした三山です。
- 五黄土星が中宮にある盤には、五黄殺も暗剣殺もありません。
五黄の定位は中宮そのもので、八方位のどこにも出ないためです。
この盤は九星がどれも自分の定位の宮に座っているので、
替宮を作ると決まりの上では必ず暗剣殺が重なりますが、
元の盤に無いものとして替宮でも取りません。
なお破は十二支で決まるので、この盤でもそのまま出ます。
- 二つの盤で中宮の九星・十二支・十干が重なったときは裏盤(同じ九星は定盤の反対側、同じ十二支は対冲、同じ十干は干合に読み替えた盤)を添えます。日盤は動かしません。
方位の吉凶の決まり
十二支を主、九星を副に見ます。判定は次の順です。
- 大凶:五黄殺・暗剣殺・破(全員共通)、十二支の本命殺(自分の年支が回る方位)・的殺(年支の反対の支が回る方位と、自分の年支が回っている宮の向かい側)。
- 凶:年支との害・刑。年支との冲(年支の反対の支が回る方位)も凶ですが、これは十二支の的殺と同じ方位なので、判定では必ず上の「大凶」になります。
- 大吉:年月日で三合が揃う・解神・一支三合。還家(定位の支がその宮に帰る)は、それだけでは吉方位にならず、ほかの吉と重なったときに一段強める働きをします。
- 吉:年支との三合・支合。
- 上の盤の凶は下の盤にも及びます。年盤で大凶・凶の方位は、月・日で良くても使えません。
- 定位対冲(乾の四緑・兌の三碧・坎の九紫など)は注意として添えます。
| 年支 | 三合 | 支合 | 冲 | 害 | 刑 |
| 子 |
申・辰 |
丑 | 午 |
未 | 卯 |
| 丑 |
巳・酉 |
子 | 未 |
午 | 未・戌 |
| 寅 |
午・戌 |
亥 | 申 |
巳 | 巳・申 |
| 卯 |
亥・未 |
戌 | 酉 |
辰 | 子 |
| 辰 |
申・子 |
酉 | 戌 |
卯 | — |
| 巳 |
酉・丑 |
申 | 亥 |
寅 | 寅・申 |
| 午 |
寅・戌 |
未 | 子 |
丑 | 酉 |
| 未 |
亥・卯 |
午 | 丑 |
子 | 丑・戌 |
| 申 |
子・辰 |
巳 | 寅 |
亥 | 寅・巳 |
| 酉 |
巳・丑 |
辰 | 卯 |
戌 | 午 |
| 戌 |
寅・午 |
卯 | 辰 |
酉 | 丑・未 |
| 亥 |
卯・未 |
寅 | 巳 |
申 | — |
福を迎える前に、ためこんだ方災を外へ出す。行きと帰りで違う方位を通り、三角形を描くように回る(同じ道の往復では毒が抜けない)。引っ越しも同じ考え方。
年盤・月盤・日盤の使い分け
干支気学では、距離で盤を決めません。「何をしに行くか」で決めます。
| 日帰り | 日盤だけで見ます(替宮も作って見くらべます) |
泊まりの旅行 ふだんの吉方取り | 年盤・月盤・日盤を見ます |
| 引っ越し | 年盤と月盤で方位を絞り、日盤で日を決めます |
九星気学でよく言われる「何km以上なら年盤」という距離の決まりは、干支気学にはありません。
日帰りならどれだけ遠くても日盤、引っ越しなら近くても年盤から入ります。
滞在の長さと、盤の見ている時間の長さを合わせる、という考え方です。
年盤と月盤に、上下はありません
- 凶は、どちらか一方でも付いていれば使いません。
年盤が凶なら月盤が良くても使えませんし、その逆も同じです。
- 吉は、年盤と月盤の両方から決まります。
片方の盤だけを見て「この方位は吉」とは決めません。二つを突き合わせて残ったものを使います。
違いは強さではなく、どれくらい先を見ているかです。
年盤は数年先まで、月盤はもっと近いところ、日盤はその日のことを表します。
年盤が「土台」、月盤が「その上で動いているもの」と考えると分かりやすいと思います。
九星気学では年盤と月盤を別々に採点して重みを付けることがありますが、
干支気学には、そのように差をつける仕組みがありません。二つで一組として扱います。
祐気取りの手順
日帰りの祐気取り
日盤だけで決めます。距離の決まりはないので、近くでも遠くでも構いません。
- 生年月日を入れて、その日に使える方位を見ます。
今日の盤か、
カレンダーで一か月ぶんまとめて探せます。
- 凶が付いていないことを確かめます。
五黄殺・暗剣殺・破・十二支の本命殺/的殺・冲・害・刑。どれか一つでもあれば使いません。
- 替宮でもう一度確かめます。
行き先の宮に乗っている干支と九星で、まん中から盤をもう一枚立て、同じ方位に乗る星と見くらべます。
日付を押していただくと、この盤まで出ます。
- どの15度へ行くかを決めます。
八方位45度を三つに割った二十四山で狙います。
十二支の山(子・卯・午・酉など)は早くはっきり効き、
十干の山(庚・辛など)はゆっくり長く効いて、毒出しになります。
- 何刻に着くかを決めます。
時盤で、その日の刻ごとの吉凶を確かめられます。
- 往きと帰りで別の道を通り、三角を描くように回ります。
まっすぐ往復すると毒が落ちません。
- 現地で過ごします。
その土地のものを食べ、湧き水や井戸水をいただき、素足で土を踏み、
温泉に入り、朝日を浴び、神社仏閣にお参りします。
日帰りでは、年盤・月盤は見ません。
その日で終わることなので、日盤の範囲で完結します。
泊まりの旅行・引っ越しの方位取り
年盤と月盤で方位を絞り、日盤で日を決めます。順番が逆になると、選び直しになります。
- 年盤で、大凶・凶の方位に×を付けます。
五黄殺・暗剣殺・歳破など。
- 月盤でも同じように×を付けます。
年盤で悪い方位は月盤が良くても使えませんし、その逆も同じです。
ここで残った方位だけが候補になります。
- 残った方位を、十二支で見ます。
三合・支合・三支並び・解神があれば吉(還家は、ほかの吉を強めるもの)。
冲・害・刑・十二支の本命殺/的殺があれば凶です。
- 九星は、本命と相生であれば十分です。
吉凶は十二支が決め、九星は「そこで何が起きるか」を教えるものと考えます。
九星まで完全にそろえようとすると、何年も動けなくなります。
- 日盤で日を当てます。
日破や暗剣殺がその方位にかからない日を選びます。
- いつ動くかで効き方が変わります。
節入りから13日以内に動くと、災いを出さないまま福だけを取る形になるので、早くはっきり出るかわりに長くは続きません。
中節を過ぎてからの祐気取りも、できれば行ってください。表れるのはゆっくりで大きく動くことはありませんが、じわじわと長く効きます。
- ここでも三角に回ります。引っ越しも同じです。
効果を数えるときは、年盤で取ったなら年で、月盤・日盤で取ったなら月で数えます。
くわしくは応期のページで出せます。
過去に凶方位を使ってしまった方は、福を寄せる前に毒出しから入ります。
十干の山を使う方法があり、応期のページで、
いつ使ったかから流す方位を計算できます。
どちらも、当サイトで自動的に出せます。
一か月の吉方位の提案で「行き方」を選んでいただくと、
日帰りなら日盤だけ、お泊まりなら年盤・月盤・日盤で絞った候補を、
日付・方位・狙う15度・刻・応期まで付けて一覧にします。
命式
- 傾斜宮は三つ。月盤で本命星のいる宮(外に見せる面)、日盤で月命星のいる宮(内面。60歳過ぎまで)、日盤で本命星のいる宮(隠れた性格)。
- 蔵星(対冲星)は、年盤と月盤(月盤と日盤)で向かい合っている九星。本命と同じ力を持ち、片腕になる星です。
- 宿命星は、年盤の暗剣殺の宮に月盤で回っている九星。人生の宿題です。
- 特殊命(十干・十二支・九星が三つとも同じ、三合、三支並びなど)は年月同盤の年に福が取れ、普通命は年月同盤の年が良すぎて凶になりやすいとされます。
- 解神は命式に一つ足せば三合か三支並びが完成する支。この支が回る方位を使うと開運です。
これらは鑑定盤と命式のページで出します。
計算方法
- 年・月の干支と九星は九星気学モードと同じ(立春・節入りは天体暦から分単位で計算)。
- 日の干支は通日(ユリウス日)から。日の九星は前遠後近置閏法:至の前の甲子が至から30日前後離れている年に、その甲子の日から60日の閏を置きます。冬至の閏は、初めの30日間を九紫から陰遁、続く30日間を七赤から陽遁して閏を終え、次の甲子から一白で陽遁に戻ります。夏至の閏は、初めの30日間を一白から陽遁、続く30日間を三碧から陰遁して閏を終え、次の甲子から九紫で陰遁に戻ります。閏を置くのは1900〜2100年で18回(講師向け素材に表)。
- 日の九星は、出し方が二つあります。ひとつは上の置閏法(前遠後近置閏法。当サイトの干支気学モードはこちら)。
もうひとつは「至に最も近い甲子」から数える方式で、市販の暦と九星気学モードが使います。
両者が違うのは閏を置く年の一部で、違うときは、閏の始まりから次の至の切り替えまでのおよそ240日続きます(そのうち数日は、たまたま同じ九星になります)。
干支気学の側でも、置閏法で出す流儀と市販の暦に合わせる流儀があり、どちらとも決められません。
どちらかに決められないため、当サイトは置閏法で出したうえで、違う日には両方の値を添えています。
- 時の干支は五鼠遁。時の九星は日の十二支のグループ(子午卯酉・寅申巳亥・辰戌丑未)と陽遁・陰遁で決めます。23時以降は翌日の子刻です。
- 方位角は設定の「方位の測り方」で求め(既定は大圏。Vincenty法)、真北から時計回りの角度を二十四山(壬の山が337.5度から)に当てます。八方位の区切り線から2度以内は注意を出します。
- 北は真北です。気学では磁北を使う流派が多いのに対し、干支気学では真北で方位を取る決まりのため、干支気学モードでは変えられません。
磁北(方位磁石の指す北)は真北より西へずれており、日本では5〜10度ほど違います。
コンパスで測った角度をお使いのときは、偏角を引いて真北に直してからお確かめください。
なお九星気学モードは、多数派に合わせて磁北を既定にしています(設定で真北にもできます)。
この違いで、同じ行き先でも八方位の判定が変わることがあります。
- 用語と決まりは干支気学の考え方にもとづき、表現は当サイト独自のものです。
干支気学モードの使い方
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